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日本の長期金利、どこまで下落する?! [経済]

日本の長期金利、どこまで下落する?!


本日の東京債券市場、日銀が金融緩和を続けていることなどを背景として国債を買う動きが一段と強まっている

では長期金利とは何か

長期金利とは、償還期間の長い債券や満期までの期間が長い金融資産金利をいいます
だから、残存期間が10年に最も近い国債の金利が日本では代表的な長期金利となる

20日、長期金利は0.205%まで低下し過去最低の水準を更新しました。
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長期金利が低下している原因とは何か?

日銀は銀行の銀行と言われ、メガバンク等に低金利でお金を貸しています。ところが、大量に国債を買い入れ、大規模な金融緩和を続けていることに加えて、
19日の中国・上海市場での大幅な株価下落で、投資家がリスクを避けようと比較的安全な資産とされる日本国債を買う動きを強めたため

市場関係者は、
「世界経済の先行きに対する不透明感があるなか、アメリカやヨーロッパ各国でも長期金利は低下傾向で、日本でもこうした
傾向が続くとみている投資家が多い」という

だが、しかし、日本の長期金利が超低迷している実態はどうかというと

・世界経済の先行きに対する不透明感があること ・実質的にはデフレ状態で一般国民の資金需要が非常に乏しいこと ・日本銀行の国債買取により、金融市場そのものが国債不足になっている
ここまで金利が下がる異常事態について

「不透明感がある」

という見解、これでは問題が解決できるはずがない

現在の日本は、政府が意図的に国債を「増発しなければならない」局面状態

日本銀行の量的緩和とは、「市中銀行」が保有する国債を買い取った上で、新たな日本円を発行するという流れ

日本銀行による国債買いにより、民間銀行が保有する国債は、すでに280兆円にまで「減ってしまっている」
といいます

黒田日銀総裁は、昨年十月末に、金融政策の拡大ということで、通貨発行枠を年90兆円に拡大すると宣言している

しかしながら
量的緩和が続けば、民間銀行が保有する国債が枯渇してしまう

その時点で、日本経済が完全にデフレから脱却し、量的緩和が不要になっていればともかく、
そうではない場合、

日銀は先日のスイス国立銀行と似た立場に追い込まれることになる

結局、
個人年金保険など一部の貯蓄性商品の販売停止に追い込まれている

自分で自分の首を絞めていないか、

懸念が残りますけど...


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